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心身の健康をとりもどす!ウソが人間に与える影響とは?

「正直に生きることができたらいいのに…」
と悩んだことのある方は少なくないでしょう。

しかし、さまざまな人間関係の中で生きている私たちには、100%自分の意志を貫く生き方は難しいようにも思えます。
特に優しい人ほど、他人に気をつかいすぎて疲れてしまうことも多いかもしれません。

しかし、自分より他人を優先するということは、ある意味「自分にウソをつく」ということでもあります。
また良かれと思ってついた小さなウソが、相手に大きなショックを与えてしまう可能性もあるでしょう。

そんなとき傷つくのは相手ばかりではなく、ウソをついた自分自身も後悔し自分を責めてしまうかもしれませんね。

今回は、普段自分を後回しにしてストレスを抱え込みがちな方のために、

・ウソがもたらす心理的影響
・ウソをつかないための工夫

についてわかりやすく説明します。

目次

健康にも被害?ウソが人の心に与える影響とは?

ウソをつくことで人に与える心理的な影響にはどのようなものがあるでしょうか?
他人への影響・自分への影響は主に次のようなものがあります。

・他人の信頼を失う
・自信を失う
・ストレスを感じ、心身の不調につながる

それぞれの項目について詳しく見てみましょう。

ウソをつくと「他人の信頼を失う」

ウソをついたことで「他人の信頼を失う」ということについてはわかりやすいでしょう。
特に、ウソをついていることが相手にバレてしまったときに起こる反応です。

ウソをついたことで直接相手の不利益を生じる場合にはそれが顕著です。
たとえば「自分のミスをAさんのせいにして上司に報告した」など。
これは当然Aさんからの信頼を失いますし、それを知った上司からの信頼も失います。

また日常生活の中でつくちょっとしたウソも、それが明らかになれば相手はよい気はしないでしょう。
気にしない人も多いでしょうが、無意識に「この人はウソをつく人だ」という認識になってしまいます。

それが積み重なることで、いざというときに信用を得られないということも考えられるのです。

ウソをつくと「自信を失う」

ウソをつくことで傷つくのは、何も相手ばかりではありません。
ウソをついた自分自身も、それによって傷つけてしまうものです。

他人にはウソがバレなかったとしても、自分だけはウソをついたことを知っています。
どんなに巧妙にウソをついても、自分をだますことはできません。

自分がウソをついていることを自覚すると、無意識に自信を失っていきます。
自信を失ったままでは確信的な行動をとることが難しくなります。
常に「これでいいのだろうか、間違っていないだろうか」という不信感に苛まれ、自分を追い込んでしまうことにもなるのです。
そのままでは充実した生活を送ることもままなくなってしまいます。

ウソをつくと「ストレスを感じ、心身の不調につながる」

ウソをつくという行為は、人間に大きな不安とストレスを与えます。
たとえば、「ウソがバレないだろうか…」と不安になり、いてもたってもいられない気持ちになったことはありませんか?

そのような不安に常にさらされていれば、心理的に大きな負担がかかることになります。
しかし、明確には把握できない無意識の部分でもウソは人間の脳にストレスを与えます。

そもそもウソをつくには大きな労力がかかるものです。
真実を伝えるなら、ただ事実を伝えればよいだけです。

しかしウソをつくときは、「上手く事実を隠す方法」「事実を隠すための偽の事象」「説得力のある説明」などを考えなければなりません。
しかもウソをついた後はそれがバレないように、「ウソをついたことを覚えておく」「ウソをつき続ける」という継続的な負担もかかってきます。

たとえば「恋人の料理が美味しくなかったが、傷つけないために美味しいと言った」場合。
本当のことを言わなかったプレッシャーは自分自身に強くのしかかってきます。

ウソは一度ついたらそれで終わりではありません。
基本的には毎回ウソをつき続けることになるため、雪だるま式にストレスが増加するものです。

ウソをつくことでストレスレベルが上がり過ぎてしまうことで、心理的にも身体的にも健康が損なわれることは容易に想像ができます。

ウソをつかない工夫をして平安な生活を

ウソをつくことによる影響を受けないためにはどうすればよいのでしょうか?
最も簡単な方法は、「ウソをつかない」ということです。

当たり前だと思われるかもしれません。
しかし、人は無意識にウソをつく生き物です。
とある研究では、平均して人は1日に最低でも10回、多い人では200回もウソをついているそうです。

振り返ってみると、心当たりのある方も多いのではないでしょうか?
しかし、振り返らなければ気がつかないほど、自然とウソをついているものなのです。

「ウソをつかない」ためには次のポイントに気をつけることが大切です。

・自分は日ごろウソをついていると自覚する
・本当のことを言いたくないときや質問に答えたくないときは、「答えたくない」と正直に言う
・口に出す前に、ウソがバレたときの状況を想像する
など

ちょっとしたウソなどは無意識に口をついて出てしまうこともあります。
問題は無意識な発言をしていることにもあります。

一度口から出た言葉は取り返しが付かないものです。
まずは自分の言葉の影響力を自覚し、発言前によく考える癖をつけることも必要でしょう。

正直な自分を取り戻し、ウソの影響から解放されましょう

いかがでしたか?
ウソは、一時しのぎにはなっても最終的には自分の首を絞めることになる、ハイリスク・ノーリターンな行為です。

今回紹介したもの以外にも、ウソをつかずに済む会話のコツはさまざまなものがあります。
できる限りウソをつかない癖をつけ、心身ともに健やかな生活を送ってください。

どうしてもウソをついてしまうという方は、信頼できるカウンセラーに相談するのもひとつの手です。

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