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鬱病に対する効果的なアプローチ!
認知行動療法の特徴を詳しく解説


世界保健機関(WHO)の発表によると、日本国内で鬱病を抱えている人は500万人以上といわれています。
この調査が示す通り、鬱病は誰もがなりうる可能性のある病気です。

医療機関では通常、鬱病に対して抗鬱薬を処方することで治療を行います。
しかし近年、抗鬱薬にかわって鬱病の治療法として新たに注目されているのが「認知行動療法」です。

今回は、鬱病に対して非常に効果的なアプローチといわれる「認知行動療法」について詳しく解説します。

目次

認知行動療法とは?

認知行動療法は、鬱病はもちろん双極性障害やパニック障害などの精神疾患にも有効といわれ、近年世界的に注目されている心理療法です。

鬱病になる原因には、環境や個人の性格、遺伝的要因などさまざまな理由があります。
鬱病の症状は多岐にわたりますが、鬱病にかかった方の多くは憂鬱な気分になり、食欲や睡眠浴などの生理的な欲求が減衰していくといわれています。

認知行動療法では、ネガティブな感情の原因にはその人自身の「思考パターン」があると考えます。
鬱病を抱える人の多くは、ネガティブな思考パターン(認知の歪み)にしばられることで、自分自身を傷つけていると解釈するのです。
認知行動療法では、そうした個々人の「認知の歪み」を解きほぐし、ネガティブな思考パターンから抜け出すことを目指します。

実際の治療の進め方としては、自分自身の思考の記録をノートやシートにまとめていくことが多いです。
自身でまとめたノートを医師やカウンセラーと一緒に検討しながら、ご自身の思考パターンや特徴的な認知の歪みを明確にしていきます。
そうすることで、自分がネガティブな思考に陥った時も「自分は今ネガティブな思考パターンに陥っている」と冷静に捉えることができるようになります。

認知行動療法の特徴

カウンセリングと対話中心なので副作用が無い

鬱病の治療法として最も一般的なのが抗鬱薬の処方です。
抗鬱薬にはさまざまな種類のものがありますが、中には副作用の大きな薬もあり、医療界の中では薬に頼りすぎてしまうことに対する批判もあります。

認知行動療法の治療は、精神科医や心理カウンセラーによるカウンセリング・対話が中心となります。
そのため副作用などの心配が一切無く、薬に依存してしまう危険性は低いのがメリットといえます。

鬱病の予防にも有効

認知行動療法は鬱病の治療だけでなく、予防にも非常に有効であるといわれています。

なぜなら、認知行動療法は目に見える症状を治すのではなく、その人の内面の「考え方」や「事象の捉え方」自体に変化をもたらすアプローチだからです。
認知行動療法を受けることで、その後の人生での物事の捉え方も変化していきます。
一見するとネガティブな事象も、視点や考え方を変えることでポジティブに捉え直すことができれば、その後の人生でも悲観的になりすぎずに生きていくことができるでしょう。

科学的に効果が立証されている

認知行動療法は数多くの研究によりその効果が医学的に証明され、抗鬱薬と並んで鬱病に有効なアプローチといわれています。
医療先進国であるアメリカやイギリスでも積極的に取り入れられ、日本でも徐々に認知行動療法を行う医療機関が増えています。

まずはあなたの悩みをお聞かせください

サンメンタルカウンセリングでも、専門の心理カウンセラーによる認知行動療法を提供しています。

ご相談いただいた方一人ひとりのお悩みや今まで過ごしてきた環境について丁寧に傾聴したうえで、最適な対処策をご提案していきます。

まずはあなたのお悩みをお聞かせください。
ご自身の「思考のクセ」を一緒に見つめ直すことで、ネガティブな思考のループから抜け出すお手伝いをいたします。

認知行動療法による鬱病の治療をお望みの方は、ぜひサンメンタルカウンセリングにご相談ください。

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