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基礎知識

占いと心理療法の違いとは?それぞれの特徴と活用方法

占いも心理療法も、相談者の悩みや不安を解決に導くサポートをしてくれるものという共通点があります。しかし、両者に対するイメージは大きく異なるのではないでしょうか。

占いは、血液型占いや運勢コラム、スマホの占いアプリなど日常で接する機会が多いことから、本格的な占いをしたことがない人でも身近に感じられるものだと思います。反面、心理療法は重いストレスや、うつ、PTSDなど、心の病を連想する人も少なくないでしょう。

本記事では、占いと心理療法の違いや、それぞれの特徴、活用方法について見ていきたいと思います。

占いと心理療法の違い

占いと心理療法は、相談者の悩みを聞くという共通点はありますが、その解決に向けてのアプローチ方法が大きく異なります。

占いとは

占いはスピリチュアルなものではありますが、一部に統計学の要素も取り入れています。例えば、四柱推命や九星気学といった占術は、かなり統計学に近いものとして知られています。

相談者の悩みに対して、さまざまな占いの手技手法を用いて、外的要因から判断し、鑑定結果として答えを与えてくれるものです。

占いの手法によって根拠は異なりますが、占い師の経験や統計学に基づいたアドバイスによって、より良い未来のための行動指針を得ることができます。

心理療法とは

心理療法は心理学的な観点からアプローチするものから、スピリチュアルな手法を用いたものまで、幅広く存在します。
心理カウンセラーとして、臨床心理士などの資格保持者が行うこともあれば、スピリチュアルリーディングやヒーリングといった手法を用いた心理療法もあります。

カウンセラーが、相談者の悩みを解決するために、どのような手法を用いているのか、事前に確認をする必要があるでしょう。

用いられる手法はさまざまですが、相談者の悩みに対して、傾聴や対話を重ねることで、心のサポートを中心に、対人関係の悩みや将来の不安など、幅広い悩みに対して、心理療法を利用することができます。

占いと心理療法のどちらを利用するか迷ったら

占いと心理療法の違いを見てきましたが、自分の悩みに対して、どちらを選んだらよいのか判断に迷うこともあると思います。

それぞれ、どういった相談内容や心理状態のときに適しているのかを見ていきましょう。

占いに向いている相談内容

占いは、誰かにアドバイスをもらいたいときに向いています。自身の悩みを第三者に聞いてもらい、客観的な意見や解決のヒントとなるような具体的な答えをもらえます。

選択に迷っていて答えが出ない。誰かに背中を押して欲しい。自分の可能性や運勢を知りたい。そんなときに占いを活用するとよいでしょう。

しかし、占いの結果が自分の望んでいた回答と異なる場合もあります。また判断を占いにゆだねてしまうことで、占いに依存してしまったり、自分自身で重要な決断ができなくなってしまったりするリスクがあることも覚えておきましょう。

心理療法に向いている相談内容

心理療法は、自分自身を変えることで悩みを解決したいときに向いています。複雑な悩みを抱えている場合、他人からのアドバイスだけで解決に至ることは、そう多くありません。

自分のことを好きになれない。トラウマを解決したい。言葉にすることが難しいような不安や悩みを抱えている。そういった複雑な悩みは、心理療法によるアプローチが向いています。

どういった手法であっても、カウンセラーの力を借りながら、悩みを解決したり、人生を好転させたりすることを目指すのが心理療法になります。

占いや心理療法を受ける際の注意点

占いはもちろんのこと、民間の心理療法も医療機関ではありません。日常生活に支障を及ぼすほど、精神状態が悪化しているときは、占いや心理療法に頼るのではなく、きちんと病院にかかる必要があります。

占いも心理療法も、心理状態がよいときに利用するものです。悩みを相談することで気持ちをポジティブにし、前向きに解決を目指していくためのものです。

精神状態が悪いときは、何を言われても悲観的にしか捉えられなかったり、必要以上に依存してしまったりする可能性もあるので、注意するようにしましょう。

悩みの内容や目的に応じて、占いと心理療法を使い分けよう

心理療法は心理学に基づいたものから、スピリチュアルを用いたものまで幅広い選択肢があるため、自身が受けたい手法を利用するカウンセラーを選ぶ必要があります。また占いも同様にさまざまな種類の占術があるため、目的に応じて適したものを選ばないと、思ったような結果は得られないでしょう。

どちらも悩みや不安を解決に導いてくれるものではありますが、そのアプローチ方法は、占い師やカウンセラーによって、大きく異なるものです。

自身の心理状態や悩みの内容、目的に応じて、占いと心理療法を使い分け、メンタルの健康を保つようにしましょう。