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占い

占いの種類と分類、代表的な5つの占術を解説

悩みを抱えていたり、精神的につらかったりするときなど、心の安寧を得るためや、よりよい未来を切り開くアドバイスをもらうために、占いに頼りたいときもあるものです。

占いの種類は100種類以上あるといわれ、それぞれ悩みの解消に対するアプローチ方法が異なります。自分の状況にどんな占いが適しているのか判断できない方は、本記事で紹介する代表的な占術から選んでみましょう。

占いの3つの分類

100種類以上あるといわれる占いですが、大きく分類すると、おおよそ3つに分類することができます。

命術

命術は、生年月日を用いて鑑定する占いです。代表的な占術としては、四柱推命や九星気学などがこの分類にあたります。

卜術

卜術は偶然性を利用して占います。カードやクジ、サイコロなどの道具を使い、どんな結果が出たかによって鑑定するものです。代表的なものには、タロットカードやトランプ占いなどが、この分類にあたります。

相術

相術は、身体の部位や、家の間取り、名前などから運勢を読み解く占術です。陰陽五行説がベースとなっており、長期・短期どちらの命運についても鑑定することができます。代表的なものには、風水や手相、姓名判断などが、この分類にあたります。

代表的な占術5選

長い歴史を持ち、日本でも人気の占術を5つご紹介します。それぞれ、命術、卜術、相術で代表的なものとなります。

四柱推命

四柱推命の由来は古代中国で、その歴史は3,000年以上ともいわれています。四柱推命は、占いという側面だけでなく、陰陽五行と干支を使った、統計学の側面も持ち合わせており、その的中率の高さから「占いの帝王」と呼ばれるほどです。

四柱推命は、自分の名前、性別、生年月日、出生時間の四つの柱をもとに占うものです。出生時間がわからなくても、それを除いた三柱で鑑定することも可能です。

四柱をもとに、運命を見るために必要な表形式「命式」と干支とをあわせて、四柱推命による鑑定が行われます。

・四柱推命で占えること
人生に関すること全般を占うことができます。1年、5年、10年といったスパンでの運勢や仕事運、結婚運など自分のこれからの人生について。また、自身の性格や体質、適性などを占うことに向いています。

九星気学

九星気学は、中国から伝わった九星術をもとに、園田真次郎が気学として確立した占術を九星気学と呼んでいます。生年月日から九星「一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星」を導き出し、それに五行や干支、八卦などを割り当てて占います。

その人の持つ基本的な性質や運勢、相性、方位の吉凶を占うことができ、多くの占術のなかでもトップクラスの人気を誇ります。

・九星気学で占えること
自身の性格や個性といったパーソナリティの鑑定や、結婚や恋愛に対して、相性のよい相手などを占うことができます。また、運勢が低迷してしまう凶殺方位を鑑定することもできるため、引っ越しの際に凶運を引き寄せないために、九星気学を利用することもあります。

風水

風水は衣・食・住など、自分の生活に関わる全ての環境を変え、「気」の流れをよくすることで、開運を図る占いです。中国で生まれ、4000年以上の歴史を持ちます。

風水の基本は「陰陽五行説」です。自然界のものは「木・火・土・金・水」の5つの要素に分類され、それぞれ「陰」と「陽」のいずれかの性質を持つという考えです。この陰陽五行説をベースに、方位と色を組み合わせることで運気アップを図ります。

・風水でできること
風水では、金運や仕事運、健康運、恋愛運など、上げたい運気に対応する方角と、相性のよい色を組み合わせることで、運気アップを図ります。また、風水で吉方位を調べることで、引っ越しや旅行などにも活用します。

手相占い

手相占いの発祥は、約6000年前のインドだといわれています。手相占いは、手のひらの皺から、今現在の状態を読み解き、必要であれば、そこから未来を占うものです。占い師の流派によって、両手を見る場合もあれば、右手だけ、左手だけを見て、鑑定することもあります。

手相を見る際に基本となるのが、健康を見る生命線。愛情や心情がわかる感情線。才能や適性を見る知能線。運命や運勢をあらわす運命線の4線です。そこに太陽線、財運線、結婚線の3線を加えた「7大線」と、「手相の8つの丘(手のひらの膨らみ)」を見ることで占います。

・手相占いでわかること
手相は早ければ3ヶ月程度で変化するものです。そのため、手相占いでわかることは、現在から見た未来となるため、確定したものではありません。「現状のまま進んでいくと、こういう未来になる可能性があります」ということを鑑定するものとなります。

姓名判断

姓名判断は、名前の字画数から、その人の運勢を鑑定する占術です。中国の姓名学をもとに、日本独自の発展を遂げたものになります。苗字と名前をもとに、天格、地格、人格、外格、総格の「五格」の画数を見ることで鑑定します。

・姓名判断で占えること
その人の持って生まれた性格や資質、人生の動向、適職、恋愛傾向、結婚運などがわかるといわれています。

タロット

タロット占いは、大アルカナ22枚と、小アルカナ56枚の計78枚のカードを使って占います。誰もが一度は聞いたことのある、日本でもメジャーな占術の1つでしょう。

引いたカードに描かれている絵柄と位置を読み解くことで、近い未来を占います。

タロット占いは、比較的シンプルな占い方法なので、手順とカードの意味を把握すれば、誰でも占うことができるものです。

・タロットで占えること
タロット占いが得意とするのは、比較的近い未来を占うことです。具体的には1ヶ月~3ヶ月程度先まで。長くても半年先までといわれています。具体的な悩みに対して、Yes・Noで答えられる質問をすると鑑定しやすく、逆に漠然とした内容だと、カードから明確な答えを読み解くことが難しくなります。

相談したい内容に適した占術を選ぼう

どの占いが当たりやすいというものはありませんが、占いによって得意・不得意はあるので、自分の悩みや知りたいことに対して、それに適した占術を選ぶようにします。

また、占い師によっても、得意なジャンルが存在しますので、占う際はそこも確認してから鑑定してもらうと的確なアドバイスがもらえるでしょう。