CONTENT コンテンツ

セルフケア

自宅でできるまつ育法は?まつエク派も自まつ毛派も知っておきたい!

普段、まつ毛のケアはしていますか?マスカラやまつ毛エクステ(まつエク)などメイキャップには力を入れるものの、日々のケアはおざなりという人も多いかもしれません。しかし、まつ毛はデリケートなので、気づかない内にダメージを被っている可能性もあります。

特にまつエクをつけている人やウォータープルーフのマスカラを使っている人、毎日しっかりビューラーでカールさせている人は、思わぬ負担がかかっていることも考えられるので、今からまつ育を始めた方がいいかもしれません。

まつ育とは

まつ育とは「まつ毛を育てること」を略した言葉。特にまつエクが一般的に広まったころから使われるようになりました。

すべての毛には「ヘアサイクル」と呼ばれる生え変わりの周期があり、簡単に説明してしまうと、基本的には「成長期→退行期→休止期」を繰り返すことになります。成長期に伸び続けた毛は退行期に成長を止め、休止期に入り、そして抜けていくのですが、頭髪の場合はこのヘアサイクルが2~6年といわれているのに対し、まつ毛は4ヶ月しかないそうです。

しかも成長期に関しては約40日間しかなく、つまり残りの2/3にもあたる約80日間は成長を止め、抜けるのを待っている状態だといえます。退行期と休止期が長いということは、たとえばこの期間中にビューラーで強く引っ張ってしまい抜けてしまったとすると、次のまつ毛が生えるまでに長時間を要するということです。

また加齢に伴って、まつ毛は細く、少なくなるともいわれており、そのため、早めのまつ育が今だけでなく将来のまつ毛を守るにあたっても効果を期待されています。

まつ毛が傷む原因

まつ毛が傷む原因はさまざまですが、特に多い例を下記に挙げます。

・ビューラー:まつ毛を根元から挟んでカールさせるため、一点に力が入り、抜けやすくなる可能性があります。

・ホットビューラー:熱を加えることでキューティクルにダメージを与えてしまい、切れ毛やハリのないまつ毛の原因になるといわれています。

・つけまつ毛:グルーをしっかり落とさないと根元に汚れがたまりやすくなり、まつ毛を弱めてしまうことにつながるでしょう。また、はずすときにまつ毛を一緒に引っ張ってしまい、そのまま抜けてしまうこともあります。

・ウォータープルーフマスカラ:オフするときにきちんと落とし切らないと、汚れが蓄積するだけでなく、まつ毛に大きな負担がかかります。

・クレンジング:洗浄力の強いクレンジング料を使うことでまつ毛が乾燥する原因になったり、必要以上に強く擦ってしまうことでまつ毛を傷めてしまったりするかもしれません。

基本の3つのまつ育法

では、「まつ育の基本」ともいえる3つの方法を紹介します。

1. アイメイクをしっかりオフする

まつ毛やその根元に汚れが残っていると、「まつ毛ダニ」と呼ばれるデモデックスが増殖してしまうことがあります。デモデックスはドライアイとも関係があるといわれており、まつ毛を守る面では、炎症の原因になることもあるため、かゆみなどで目を擦って抜けてしまわないように気をつけなくてはいけません。

2. 美容液を使って保湿する

まつ毛も髪と同様に乾燥するものです。そして乾燥してしまうと、丈夫なまつ毛が育ちにくい状態になってしまいます。特にまつエクやつけまつ毛のグルー、マスカラなどによって傷んだまま乾燥すると、より強度が弱くなってしまうでしょう。しっかりとメイクオフした後で美容液などを塗って保湿してください。

3. しっかり睡眠時間を確保する

22時から深夜2時までを成長ホルモンの分泌が活性化する「ゴールデンタイム」と呼びますが、まつ毛ケアにおいてもその時間帯は重要視されています。肌や髪、そして体の内側を整えるためだけではなく、まつ育も意識して早めに寝るようにしましょう。

アイメイクをオフする方法

それでは、まつ育において第一歩となるアイメイクのオフの仕方をご紹介します。

まつエクをつけている人

マスカラをつけていない場合は、しっかり泡立てたクレンジングフォームでやさしくオフするだけでかまいません。マスカラを使う場合は、クレンジングオイルなどの洗浄力の高いものを使うと自まつ毛を傷めてしまう可能性があるため、お湯でオフできるタイプのマスカラを使うことをおすすめします。

泡洗顔だけではアイラインなどが落としきれなかったときは、コットンを使うとエクステの繊維がからまってしまうことがあるため、なるべくまつ毛に触れないよう綿棒でオフするようにしましょう。そして、最後にまつ毛コームでとかして整えるようにしてください。

自まつ毛+マスカラの人

まつエクをつけている人に向けた説明の中でも記述しましたが、キープ力を上げるためにウォータープルーフなどのマスカラを使うと、クレンジング料も比較的刺激の強いものを選ばないと落とすことが難しくなります。そうすると、まつ毛を傷める原因にもなりかねないので、できればお湯や泡洗顔でオフすることのできるマスカラを使うといいです。

どうしても汗や涙で流れてしまう心配があってウォータープルーフマスカラが欠かせないという人は、アイメイク専用のポイントクレンジングでオフしましょう。擦ってしまわないようにコットンを使ってやさしくメイクになじませながら落としていきます。強引に落とそうとすると、色素沈着やしわの原因につながることもあるため、気をつけてください。

まつ育することで好印象に

まつ毛は目のすぐ近くに生えているため、その人の印象を左右する重要な箇所のひとつといえるでしょう。日ごろからしっかりケアして清潔感と好印象を与えられるように努めたいですね。

繰り返しになりますが、まつ育の基本はまずしっかりとアイメイクをオフして汚れを落としきることから始まります。アイライナーやマスカラなどが残った状態ではせっかくの美容液も効果が薄れてしまうこともあるので、特に寝る前には鏡などで確認してからおやすみするようにしてください。