季節はしっかり秋ですね。食欲の秋、ファッションの秋などいろいろありますが、皆様の秋とは何でしょう?
私は読書の秋です。最近は朝の散歩の後に本を少しずつ読んでいくのが日課になりました。
そこで、最近私が読んだ中でとくに印象に残っているものをこれから数週間ほどにわたってご紹介したいと思います。
記念すべき最初の一冊目は『僕は日陰者』です。何かと不幸なことに巻き込まれる青年が、少しずつ日陰から日の当たる場所へ進んでいく物語です。
私が一番じーんときたのは、青年は自分が不幸になるからではなく、自分の不幸で相手にいやな気持ちを与えないためにわざと日陰にいることです。私だったら自分の不幸を嘆くばかりでそんな考えには及びません。
そして、その気持ちを理解してくれる人がいるのもよかったですね。私も、そういう人になりたいものです。