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フラの衣装はどう選べばいい?手作りも可能な舞台映えするデザインとは

フラの衣装はどう選べばいい?手作りも可能な舞台映えするデザインとは

ハワイの伝統的なダンス、フラ。日本では「フラダンス」の名称で広く知られていますが、「フラ(hula)」だけで「踊り」を意味するので、当記事ではフラと呼ぶことにします。

さて、日本で最もなじみ深いポリネシアン文化というとフラではないかと思いますが、おそらく華やかで陽気という印象を持たれている方が多いでしょう。文字のなかった時代に豊かな自然への感謝や神への信仰を表したのが発祥といわれるフラは、全身を使った動きだけでなくカラフルな衣装の美しさも特徴のひとつです。

フラを象徴する、あの華やかな衣装はどう選ぶのが正解なのでしょうか。これからフラを始める方にもわかりやすく説明していきます。

フラの衣装選びの変化

前述でも少し触れましたが、フラは神や自然への感謝を表した踊り。古来では娯楽ではなく宗教儀式のひとつだったそうです。神に捧げる神聖なダンスとなると、衣装にも深い意味合いが込められることになります。

曲の内容に合わせて、踊り手が自ら山などから自然の材料を集め、伝承された作り方で作るというのがかつての主流でした。そして、踊り終わると祈りを捧げた後で、また踊り手が山に返しに行きます。

しかし、現代においてはここまでこだわりを持って衣装を選ぶのは至難の業でしょう。時代とともに歴史ある文化も柔軟に変化し、今では材料だけでなく色や柄も自由に選ばれることが多くなりました。

たとえばフラで使用される楽曲の中でも有名な『ブルーハワイ』を踊るときは曲名にちなんでブルーの衣装を選ぶ、といったことはよくありますが、基本的には舞台に映える好みの衣装を選ぶことが多いです。仲間同士で同じ生地を選んで一緒に作るというのも楽しそうですね。

シチュエーション別で考えるフラの衣装選びの基準

まず、衣装を身につけるシチュエーションを考えてみましょう。基本的にはステージ上かレッスン時のみかと思いますが、ステージの規模などによっても衣装は変えたいところです。そしてその上で予算を決めましょう。高価な衣装をレッスン時にも毎回着用していたら、ステージとのメリハリがつきません。常に勝負する心持ちで練習にも取り組めるかもしれませんが、人の気分は着るものひとつで変わるものなので、練習の際は汗をかいて汚れてもいいもの、舞台に上がる際は気を引き締めてダンスに臨めるものが好ましいでしょう。

前述のとおり『ブルーハワイ』を踊る際はブルーの衣装を選ぶなど、曲にちなんだ色や柄を選ばれることは多いですが、このときも全体的にブルーの色味の衣装を選ぶのではなく、差し色に使われているものを選ぶという選択肢もお洒落ではないでしょうか。あえて衣装はほかの色にして、レイだけをブルーで統一するというのも素敵ですね。

現代フラでは自由に衣装を選ぶことができるので、舞台の規模や場所、雰囲気、一緒に踊るメンバーとの統一しやすさなど、さまざまな要素を加味した上で、お好みのものを見つけるのがよいでしょう。ただポイントをひとつだけお伝えすると、「白」という色は自然界にも存在する色であり、また、どの色とも相性がよく、どの色にも染まることができる万能色です。ここぞという勝負の際に着用する高価な衣装をお探しの際は、その後も使い勝手のよい白を選ぶとよいかもしれません。

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