リフォーム会社選びで迷っている人向け失敗しない選び方
リフォームはネットショップのように1クリックでお手軽注文とはいきませんよね。
施工に大きなお金がかかりますし、長年暮らす場所だと思うとなかなか決心がつかないものです。
そこで今回は、リフォーム後に「失敗した!」と後悔しないよう、リフォーム会社の選び方を解説いたします。
目次
リフォーム会社の選び方 基本の3ポイント
あるリフォーム経験者へのアンケート調査によると、複数の業者を比較検討する際に基準にしている項目のベスト3は次の通りです。
1位 価格の透明性
2位 説明のわかりやすさ
3位 安さ
(2010年10月・日系BPコンサルティング調べ)
価格が安いことよりも、内容の妥当性や説明のわかりやすさにより重きが置かれています。
リフォームには大金がかかるため、「だまされたくない」「納得したい」という方が多いようです。
またはじめから1社に絞らず複数の候補を挙げ、比較検討をしてから選ぶのが一般的です。
それではここからは、項目ごとにポイントを見ていきましょう。
価格の透明性
「価格の透明性」は、次の2点を比べることで評価することができます。
・見積もりは正確か
・用途不明の料金はないか
「価格の透明性」が保たれているかどうかを見極めるためには、まず複数の業者とコンタクトを取ることが大切です。
見積もりの方法や金額について不明点を質問した際、きちんとした回答があるかもポイント。
塗装やリフォームは専門的な知識が多く関連してくる分野です。
そのため残念なことに、適正価格がわからないだろうと高をくくり、高額な費用を請求してくる業者もいないわけではありません。
他社と比較した際に、1社だけ不明な理由で金額が高いということがあれば利用を避けるのがベターでしょう。
説明のわかりやすさ
先に述べた通り、リフォームは専門的な知識が要求される分野です。
そのため作業工程は、一般の方が聞いてもわかりにくい専門用語が多く使われます。
たとえば、次の2つは同じ内容を説明しています。
①最初にケレンしてアンダーコートし、その後中塗りと上塗りを繰り返して完成です。
②はじめに壁に付いている細かい汚れを落とします。その後、塗装の仕上がりにムラが生じないように、表面の凸凹をなくすアンダーコートを行います。そこからさらに塗装を2回行います。回数を重ねて下地を丈夫にすることで、耐久性をアップさせることが目的です。
いかがですか?
②の方が用語の説明や施工の目的などがはっきりと述べられていてわかりやすいですよね。
逆に①の説明だけでは何を言っているのかわかりにくくはないでしょうか?
施工内容について説明を受ける際は、「知識がゼロでもちゃんと理解できたか」を基準にしましょう。
もし説明に不明点があれば遠慮せずに質問をするのが賢明です。
信頼できる業者であれば必ずわかりやすく説明しなおしてくれるでしょう。
安さ
同じ工事ならなるべく安く施工したいと思うもの。
しかし単純に安いからではなく、なぜ安いのかを考えることが必要です。
次に紹介をするような、施工の質を落とさない方法でコストダウンをしている業者はオススメです。
・宣伝費の削減
・完全自社施工なので、中間マージンがかからない
反対に安さのみを前面に押し出し、その理由を明確にしていない業者には要注意!
工程を飛ばす、見えない部分は安い素材を使うなど、工事の質を落としている場合があります。
安いからといって飛びつき、二つ返事で契約してしまわないことが重要です。
他と違うことには必ず理由があります。
安さの理由は業者にとっても大きなアピールポイントです。
優良業者であれば、安さの秘密を自分からアピールしてくれるはずですよ。
その他の基準
業者を選ぶ際に基準とすべきポイントは他にもあります。
たとえば、
・これまでの施工実績
・接客態度
・アフターメンテナンスが充実しているか
など
特に地域に密着したリフォーム会社は、これらの基準をクリアしている場合が多いです。
地域密着型の場合、自社の施工や態度が地域の人たちに直接評価されます。
地域の人に親しまれている会社は手抜き工事をしにくく、接客にも気を配り、長年営業をしていることがほとんどです。
さらに施工前に近隣の方へあいさつ回りをしてくれるかどうかも、選ぶ際のポイント。
工事中は音やチリ、ホコリなどで周囲に迷惑がかかってしまう場合もあります。
あらかじめあいさつ周りをし、人間関係にも配慮してくれる業者がベターです。
もし知人がリフォームを行っていたら、業者の様子について聞くのもオススメです。
最後は自己満足?リフォーム業者の選び方を間違えないために
今回紹介したリフォーム会社の選び方は、アンケートをもとにしたものです。
そのため、個人のニーズに必ずしも合致するとは限りません。
金額は高くてもクオリティを重視する方と、安くて体裁が保てればよい方では、選び方の基準は当然異なりますよね。
最終的には自分なりの基準を作って比べることが、満足できるリフォームを行うための秘訣です。
それでも困ってしまった場合には、今回の記事を参考にしてみてくださいね!