家庭用ゲーム、スマートフォンゲーム、ブラウザゲーム、近年増加しているVRゲームも、プログラミングによってつくられています。使用されているプログラミング言語に違いはありますが、使い分けることであらゆる媒体や内容のゲームを制作できます。

このサイトも含め、あらゆるWebサイトはプログラミングによってつくられています。レイアウトや組み込む機能も変更できるので、ECサイトやコーポレートサイト、サービスサイトなど、多様なサイトの制作が可能です。

App StoreやGoogle Playで扱われるアプリケーションも、プログラミングによって開発されています。特にLINEやInstagramのようなSNSには、毎日触れているという方も多いのではないでしょうか。この例からも、私たちにとってプログラミングがいかに身近な存在かがわかります。

近年プログラミングが注目されている理由のひとつに、AI（人工知能）分野の存在があります。AIは、自動運転のシステムやSiriのような自動音声サービス、ルンバのような自動掃除ロボットだけでなく、その人の視聴履歴やいいねの傾向を分析しておすすめ動画を表示するTikTokやYouTubeの機能にも使われています。

AIの進出分野は拡大を続けていて、その存在感が増していくのに比例して、AIを制御するために必要なプログラミングの需要も高まっていくと予想できます。

汎用性の高いオープンソース言語です。プログラムの動作が比較的速く、OSに依存せず活用できるプログラミング言語として、簡単で小規模なシステムから複雑で大規模なシステムまで広く使われています。

習得のハードルは低くありませんが、プログラムの基礎やオブジェクト指向（プログラミングにおける考え方のひとつ）が学べる言語としても知られており、活用されている現場の多さから日本語の情報が豊富なのも特徴です。

日本人によって生み出された数少ないプログラミング言語です。日本語の情報が豊富なので、行き詰まっても解決法に辿り着きやすいでしょう。シンプルなコードは学びやすさだけでなく書きやすさにも定評があります。

Webサービスをはじめ幅広い用途で使われており、代表的なものには「クックパッド」や「食べログ」があります。

Webサーバー上（バックエンド）で動作するサーバーサイド言語です。データベースにアクセスできるため、ECサイトや検索サイトといった、入力内容によって表示が変わる動的なWebページを作成できます。

バックエンド開発において需要が高く、初心者でも比較的習得しやすいプログラミング言語とされています。Webに特化していてWebプログラミングの基礎が詰まっているため、最初の足掛かりとしても優秀でしょう。

WordPressで作成されているサイトをカスタマイズするのに必須なので、Webページの大半がWordPressによってつくられている現状を鑑みれば、需要の高さは当然ともいえます。代表的なサービスではWikipediaに使われています。

文法が非常に単純化されていてわかりやすいのが特徴です。読みやすさ、書きやすさ、わかりやすさを重視したコードは当然覚えやすく、高い開発効率が期待できるでしょう。

Webアプリケーション開発をはじめ幅広く活用されており、汎用性の高さも知られています。数値データやデータ解析に強いことからAI（機械学習）開発で用いられ、近年需要が高まっているプログラミング言語でもあります。代表的なサービスではYouTubeに使われています。

名前は「Java」に似ているものの、全く異なるプログラミング言語です。Webサイトに動きをつけることができ、Webブラウザ上（フロントエンド）で動作するのが特徴です。Web開発において汎用性が高いことから、いまや多くのWebサイトで使用されて高い需要を誇っています。

また、ブラウザだけで動作確認が可能。はじめるにあたって手の込んだ環境構築が不要なので、初心者がはじめやすい言語ともいえるでしょう。

この2つは厳密にはプログラミング言語ではなく、マークアップ言語と呼ばれています。マークアップ言語とは、Webサイトのデザイン、つまり見た目を左右する言語。なかでも、HTMLはタイトルや見出し、段落といった主に文章構造を、CSSはHTMLよりも拡張的な、サイト全体の装飾をつくります。Webサイトの制作に携わるなら知識が必要不可欠な言語といえるでしょう。