車をキレイな状態で保つためには、定期的な洗車が欠かせません。
しかし、誤った方法で洗車をしてしまうと、車体を傷つけてしまう可能性があるため要注意。
実際にキズをつけてから後悔することがないよう、本記事では手洗い洗車の正しいやり方をお伝えします。
洗車のやり方は大きく分けて2種類!
車の洗車方法には、「手洗い」と「洗車機」の大きく分けて2種類の方法があります。それぞれどのようなメリット・デメリットがあるのか、詳しく確認していきましょう。
手洗い
<メリット>
・洗車キズがつきにくい
・細かい部分まで洗浄できる
<デメリット>
・手間や時間がかかる
・洗車道具を用意しなければならない
手洗いのメリットは、何といってもキズがつきにくい点です。人の手で行う場合は、汚れの状態を見ながら力加減を調整できるため、正しい洗車方法で行えば、車体にキズをつける心配がほとんどありません。洗車機では届かないような細かい部分の汚れも取り除けるので、隅々までキレイにすることができるでしょう。
ただし、その一方で、手間や時間がかかるというデメリットもあります。洗車のスペースや道具も確保しなければならないので、人によっては面倒に感じるかもしれません。
・洗車キズがつきにくい
・細かい部分まで洗浄できる
<デメリット>
・手間や時間がかかる
・洗車道具を用意しなければならない
手洗いのメリットは、何といってもキズがつきにくい点です。人の手で行う場合は、汚れの状態を見ながら力加減を調整できるため、正しい洗車方法で行えば、車体にキズをつける心配がほとんどありません。洗車機では届かないような細かい部分の汚れも取り除けるので、隅々までキレイにすることができるでしょう。
ただし、その一方で、手間や時間がかかるというデメリットもあります。洗車のスペースや道具も確保しなければならないので、人によっては面倒に感じるかもしれません。
洗車機
<メリット>
・手軽に洗車できる
・洗車道具をそろえる必要がない
<デメリット>
・洗車キズがつきやすい
・細かい部分まで洗浄できない
ガソリンスタンドなどに設置されている洗車機は、手軽に短時間で洗車できる点に魅力があります。あらかじめ道具をそろえる必要もなく、思い立ったタイミングですぐに洗車できるため、手軽さを求めている人は洗車機の方が向いているかもしれません。
ただし、洗車機は車体に細かいキズがついてしまう恐れがあるため、洗車キズをつけたくない場合は避けた方が無難です。手洗いに比べると仕上がりが少々荒く、頑固な汚れまでは落としきれない可能性があるため、車のボディに負担をかけたくない人や丁寧さを重視したい人は、手洗いの方がいいでしょう。
・手軽に洗車できる
・洗車道具をそろえる必要がない
<デメリット>
・洗車キズがつきやすい
・細かい部分まで洗浄できない
ガソリンスタンドなどに設置されている洗車機は、手軽に短時間で洗車できる点に魅力があります。あらかじめ道具をそろえる必要もなく、思い立ったタイミングですぐに洗車できるため、手軽さを求めている人は洗車機の方が向いているかもしれません。
ただし、洗車機は車体に細かいキズがついてしまう恐れがあるため、洗車キズをつけたくない場合は避けた方が無難です。手洗いに比べると仕上がりが少々荒く、頑固な汚れまでは落としきれない可能性があるため、車のボディに負担をかけたくない人や丁寧さを重視したい人は、手洗いの方がいいでしょう。
まずはアイテムをそろえよう!手洗い洗車に必要な道具
具体的な手順の説明に入る前に、まずは洗車に必要なアイテムを確認していきましょう。
<洗車に必要な道具>
・ホース
・カーシャンプー
・スポンジ
・バケツ
・洗車クロス
・脚立
上から順に、選ぶ際のポイントをお伝えしていきます。
<洗車に必要な道具>
・ホース
・カーシャンプー
・スポンジ
・バケツ
・洗車クロス
・脚立
上から順に、選ぶ際のポイントをお伝えしていきます。
ホース
洗車を行ううえで、まず欠かせないのがホースです。短いと車の近くまで水が届かず、汚れをしっかり落としきれないため、車を1周できる程度の長さ(最低でも15m以上)にプラス2mほど余裕を持たせたものを選ぶようにしましょう。
カーシャンプー
カーシャンプーには、車体の色が指定されているものとオールカラー対応のものがありますが、初心者のうちは後者を選ぶのがおすすめです。前者は商品によって配合成分が異なり、誤って使用すると塗装を傷めてしまう恐れがあるため、慣れないうちはオールカラー対応のものを選ぶようにしましょう。
また、商品によっては、洗浄成分以外に研磨剤やワックスなどが含まれているものもあります。人によっては多機能なものに魅力を感じるかもしれませんが、機能性シャンプーは扱いが少々難しいため、最初は研磨剤やワックスの入っていない中性タイプのシャンプーを使うようにしましょう。
また、商品によっては、洗浄成分以外に研磨剤やワックスなどが含まれているものもあります。人によっては多機能なものに魅力を感じるかもしれませんが、機能性シャンプーは扱いが少々難しいため、最初は研磨剤やワックスの入っていない中性タイプのシャンプーを使うようにしましょう。
スポンジ
洗車用のスポンジは、手のひらで握りやすいサイズのものがベストです。手持ちのスポンジを使用するのが一般的ですが、大きい車の場合はスポンジの届かない部分が出てくる可能性があるため、柄のついたものを別途用意してもいいかもしれません。
なお、スポンジは、ボディ用とタイヤホイール用と最低でも2つ用意してください。足回りはしつこい汚れがつきやすく、同じスポンジでボディを洗ってしまうと、表面が汚れたり傷ついたりする恐れがあるため、足回りとボディのスポンジは必ず分けるようにしましょう。
なお、スポンジは、ボディ用とタイヤホイール用と最低でも2つ用意してください。足回りはしつこい汚れがつきやすく、同じスポンジでボディを洗ってしまうと、表面が汚れたり傷ついたりする恐れがあるため、足回りとボディのスポンジは必ず分けるようにしましょう。
バケツ
カーシャンプーを泡立てる際に使用するバケツは、洗車用に限らず、扱いやすいものであれば、自宅にあるものを使用しても構いません。ただ、容量が小さいと泡立てにくく、車のサイズによっては何度も水を注ぎ足す必要が出てくるため、最低でも10リットル以上の水が入るものを用意しましょう。
洗車クロス
車体を拭き上げるためのクロスは、なるべく洗車用に作られたものを使用してください。スポンジと同様にボディ用とタイヤホイール用で分けなければならないため、最低でも2枚以上用意する必要がありますが、日常生活で使うような一般的なタオルは、繊維や水分がボディに残ってしまったり、車体が傷ついてしまったりする可能性があるため、費用をかけてでも専用のものを購入するのがおすすめです。
脚立
背の高い車の場合は、脚立があると便利です。洗車中に場所を移動させることが多いので、片手で持ち運べるように軽量かつコンパクトなものを用意しておきましょう。
これでキズの心配なし!手洗い洗車の正しいやり方
それでは、手洗いで洗車を行う際の手順を確認していきましょう。
<洗車の手順>
Step1.ボディ全体を水洗いする
Step2.カーシャンプーを泡立てる
Step3.ボディを洗う
Step4.タイヤホイールを洗う
Step5.拭き上げる
詳しく解説していきます。
<洗車の手順>
Step1.ボディ全体を水洗いする
Step2.カーシャンプーを泡立てる
Step3.ボディを洗う
Step4.タイヤホイールを洗う
Step5.拭き上げる
詳しく解説していきます。
Step1.ボディ全体を水洗いする
まずは、ボディ全体を水で洗い流しましょう。
汚れを落とさずにスポンジ(またはクロス)で車体をこすってしまうと、表面に付着した砂や埃で車を傷つけてしまう恐れがあるため、洗車キズを防ぐためにはこの工程が欠かせません。水の勢いでしっかりと汚れを落とすことが重要なので、10分程度の時間をかけて入念に水洗いをしていきましょう。
なお、洗車は「上から下へ」が基本です。ルーフからホイールへと、一定時間、均一に水をかけてボディの汚れをできる限り落としておきましょう。
汚れを落とさずにスポンジ(またはクロス)で車体をこすってしまうと、表面に付着した砂や埃で車を傷つけてしまう恐れがあるため、洗車キズを防ぐためにはこの工程が欠かせません。水の勢いでしっかりと汚れを落とすことが重要なので、10分程度の時間をかけて入念に水洗いをしていきましょう。
なお、洗車は「上から下へ」が基本です。ルーフからホイールへと、一定時間、均一に水をかけてボディの汚れをできる限り落としておきましょう。
Step2.カーシャンプーを泡立てる
水洗いが終わったら、カーシャンプーを泡立てていきます。
ここで重要なのは、きめ細やかな泡を作ること。柔らかい泡が車体とスポンジの間でクッションの役割を果たしてくれるため、バケツにカーシャンプーを入れたら、強めの水圧で勢いよく水を注いで、しっかりと泡立てていきましょう。
ここで重要なのは、きめ細やかな泡を作ること。柔らかい泡が車体とスポンジの間でクッションの役割を果たしてくれるため、バケツにカーシャンプーを入れたら、強めの水圧で勢いよく水を注いで、しっかりと泡立てていきましょう。
Step3.ボディを洗う
ボディを洗うときは、スポンジにたっぷりと泡をつけて、一定方向に動かすのがポイントです。
あくまでも汚れを浮き上がらせることが目的なので、そこまで力をこめる必要はありません。途中で泡を足しながら優しくボディ全体を洗っていき、すべてを洗い終えたら、上から下へ水をかけて泡を流していきましょう。
あくまでも汚れを浮き上がらせることが目的なので、そこまで力をこめる必要はありません。途中で泡を足しながら優しくボディ全体を洗っていき、すべてを洗い終えたら、上から下へ水をかけて泡を流していきましょう。
Step4.タイヤホイールを洗う
ボディを洗い終えたら、タイヤホイールの洗浄へと移ります。このタイミングでスポンジをタイヤホイール用のものに取り換え、バケツの中身も新しくしておきましょう。
なお、足回りの汚れが激しい場合は、先にタイヤホイールから洗っても構いません。
先ほど、洗車は「上から下へ」が基本とお伝えしましたが、足回りがひどく汚れている場合は、タイヤホイールの汚れがボディに飛び散る可能性があるため、順番を逆にした方が効率的です。洗う順番はそこまで厳密に守る必要はないので、車の状態を見ながら柔軟に対応してください。
なお、足回りの汚れが激しい場合は、先にタイヤホイールから洗っても構いません。
先ほど、洗車は「上から下へ」が基本とお伝えしましたが、足回りがひどく汚れている場合は、タイヤホイールの汚れがボディに飛び散る可能性があるため、順番を逆にした方が効率的です。洗う順番はそこまで厳密に守る必要はないので、車の状態を見ながら柔軟に対応してください。
Step5.拭き上げる
最後に、洗車用クロスを使って全体を優しく拭き上げます。
このときもボディの洗浄と同じように一定方向へクロスを動かすのがポイントです。水滴が残っている状態で乾いてしまうと水の跡が残ってしまうため、拭き残しがないように注意しながら手早く作業を進めていきましょう。
このときもボディの洗浄と同じように一定方向へクロスを動かすのがポイントです。水滴が残っている状態で乾いてしまうと水の跡が残ってしまうため、拭き残しがないように注意しながら手早く作業を進めていきましょう。
よくある疑問を解決!事前に知っておきたい洗車の基礎知識
最後に、洗車初心者が抱きがちな疑問にお答えしていきます。
Q1.洗車にかかる所要時間は?
洗車にかかる時間は、一般的に1時間半程度(車体全体の水洗いに約10分、ボディとタイヤホイールの洗浄に約50分、車体の拭き上げに約30分)が目安とされています。
ただし、初心者の場合は、これよりも時間がかかる可能性が高いため、慣れていないうちは1時間半から2時間程度を想定しておくといいかもしれません。
ただし、初心者の場合は、これよりも時間がかかる可能性が高いため、慣れていないうちは1時間半から2時間程度を想定しておくといいかもしれません。
Q2.洗車の頻度はどのくらいがベスト?
洗車は1ヶ月に1回の頻度で行うのが理想的とされています。
しかし、車の保管環境などによっては、洗車のペースを早めた方がいい場合もあるので、一概にはいえません。花粉や黄砂が飛ぶ季節など、車が汚れやすい時期もあるので、定期的に目視でチェックを行い、汚れが目立つ場合は早めに洗車を行いましょう。
しかし、車の保管環境などによっては、洗車のペースを早めた方がいい場合もあるので、一概にはいえません。花粉や黄砂が飛ぶ季節など、車が汚れやすい時期もあるので、定期的に目視でチェックを行い、汚れが目立つ場合は早めに洗車を行いましょう。
Q3.洗車に適した天気とは?
洗車に適しているのは「風のない曇りの日」です。
「晴れている日がいいのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、日差しの強い日は水分が乾きやすいため、跡が残りやすくなってしまいます。特に屋外で洗車を行う場合は、直射日光や気温の上昇でボディが高温になりやすく、表面がさらに乾きやすい状態になるため、注意が必要です。カーシャンプーが乾燥してこびりついてしまう恐れもあるため、晴天時や気温の高い日に洗車を行う場合は、部分ごとに洗浄し、洗剤が乾く前に水で洗い流すようにしましょう。
また、風が強い日も避けた方がベターです。強風のなかで洗車をしてしまうと、風によって運ばれてきた砂や埃で車体を傷つけてしまう可能性があるため、なるべく風のない日に行うようにしましょう。
「晴れている日がいいのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、日差しの強い日は水分が乾きやすいため、跡が残りやすくなってしまいます。特に屋外で洗車を行う場合は、直射日光や気温の上昇でボディが高温になりやすく、表面がさらに乾きやすい状態になるため、注意が必要です。カーシャンプーが乾燥してこびりついてしまう恐れもあるため、晴天時や気温の高い日に洗車を行う場合は、部分ごとに洗浄し、洗剤が乾く前に水で洗い流すようにしましょう。
また、風が強い日も避けた方がベターです。強風のなかで洗車をしてしまうと、風によって運ばれてきた砂や埃で車体を傷つけてしまう可能性があるため、なるべく風のない日に行うようにしましょう。
正しい洗車方法をマスターして愛車をキレイな状態に保とう!
車を常に美しい状態で維持するためには、こまめな洗車が不可欠です。手軽に洗車機で済ませるのも悪くありませんが、ボディへの負担を考えると、やはり人の手で丁寧に洗いたいところ。慣れるまでは少し大変かもしれませんが、正しい洗車方法をマスターすれば、大切な愛車を傷つけることなく、隅々までキレイにすることができるので、時間があるときは、ぜひ自分の手で洗車してみてはいかがでしょうか。