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毎日しっかり歯磨きしても、奥歯や歯と歯の間には歯垢が残りやすいもの。「最近口臭が気になるようになった」「歯石がこびりついている」といった悩みをかかえている方は多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、歯垢ケアに効果的なデンタルフロスの使い方について解説します。初心者が注意すべき点などにも触れているので、ぜひ参考にしてくださ

自宅で歯垢をケアできる「デンタルフロス」

デンタルフロスとは、歯と歯の間にある歯垢をケアするためのアイテムです。歯ブラシだけではみがき残してしまう歯垢にアプローチし、むし歯や口臭など、様々な口腔問題のケアを図ることができます。

また、自宅ではじめられるオーラルケアという点もポイントです。デンタルフロスはコンビニやドラッグストアで簡単に手に入ります。コストを抑えながら予防歯科に取り組めるでしょう。

さらに、歯垢対策を続けることで歯に清潔感が生まれ、審美歯科の観点からもポジティブな印象を与えることができるようになるはずです。

デンタルフロスで期待できる2つの効果

ここでは、デンタルフロスで期待できる2つの効果について解説します。

・歯みがきと併用することで虫歯や歯周病の予防につながる
・口臭ケアの期待ができる

それぞれチェックしていきましょう。

歯みがきとの併用で虫歯や歯周病の予防につながる

デンタルフロスをホームケアに取り入れることで、歯みがきだけのケアと比べて、虫歯や歯周病の予防につながります。毎日のケアで歯垢が落としやすくなるからです。

通常、歯ブラシだけのオーラルケアでは、みがき残しが発生してしまうもの。自分の歯みがきに自信のある方でも、歯医者さんに「みがき残しが多い」と指摘された経験のある方も多いのではないでしょうか。デンタルフロスを利用すれば、歯ブラシが届かない場所の歯垢も落としやすくなり、みがき残しを減らせるようになります。

また予防歯科先進国のスウェーデンでは、およそ2人に1人の割合でデンタルフロスを使用しています。(※1)むし歯や歯周病の予防という観点からも、デンタルフロスの併用はおすすめです。

※1 出典:ライオン株式会社 「日本・アメリカ・スウェーデン 3カ国のオーラルケア意識調査 Vol.2

口臭ケアの期待ができる

デンタルフロスを使用すれば、口臭ケアも期待できます。口臭の原因となる食べかすや歯垢が落としやすくなるからです。

歯ブラシだけでも口臭の予防につながりますが、どうしてもみがき残しが発生しやすくなります。ブラッシングの方法や時間にも左右されるので、より効果的な口臭ケアを希望する方は、デンタルフロスを使用するとよいでしょう。

デンタルフロスの使い方

デンタルフロスは、大きく分けて「ホルダータイプ」と「ロールタイプ」の2種類が存在します。

・ホルダータイプ
・ロールタイプ

それぞれ使い方をチェックしていきましょう。

ホルダータイプの場合

ホルダータイプとは、持ち手(ホルダー)の先にフロスが取り付けられたデンタルフロスのことです。前歯に使いやすい「F字型」、前歯と奥歯の両方で使いやすい「Y字型」があります。

使い方(Y字型)は以下のとおりです。

1.歯と歯の間にフロス部分を当てる
2.のこぎりを引くようにデンタルフロスを挿入する
3.歯の面にフロスを沿わせながら上下に動かす
4.取り残した歯垢はピックでかきだす

ホルダータイプは持ち手が取り付けられているので、初心者でも扱いやすいといった魅力があります。

ロールタイプの場合

ロールタイプとは、フロス部分のみで作られた糸巻き型のデンタルフロスです。使い方は以下のとおり。

1.フロスを40cm程度に切る
2.両手の中指に2~3回巻きつける
3.15cm程度の長さにしてからピンと張る
4.歯と歯の間にゆっくりと挿入する
5.のこぎりを引くように操作する

ロールタイプのデンタルフロスは、使い方に慣れるまで時間がかかるでしょう。しかし、コツさえ掴めば簡単で、ホルダータイプよりも経済的という魅力があります。

デンタルフロスを使う際の注意点

はじめてデンタルフロスを使う場合、歯医者で指導を受けたほうがいいでしょう。手探りでデンタルフロスを使用してしまうと、歯茎を傷つけたり、歯垢ケアのしきれない場所が生まれたりするからです。

また、デンタルフロスの糸が切れ、ほつれるといった場合、むし歯や歯石が邪魔になっている可能性があります。ご自宅では解決できない問題なので、この場合も歯医者を訪問してください。

まとめ

今回はデンタルフロスの使い方について解説しました。押さえておきたいポイントは以下のとおりです。

・デンタルフロスは歯みがきと併用することで、むし歯や歯周病予防につながる
・口臭ケアにつながる
・ホルダータイプとロールタイプで使い方が異なる

デンタルフロスはドラッグストアをはじめ、スーパーやコンビニなど幅広い場所で手に入ります。価格も1本あたり10円~20円(ホルダータイプ)で、洗って再利用できる商品も多いです。

ただ、デンタルフロスがはじめてという方は、まず歯医者に相談するところから始めましょう。誤った使用方法は歯茎を傷つけてしまう恐れがあります。

デンタルフロスは低コストで始められるホームケアです。歯垢ケアは審美歯科への足がかりにもなるので、これを機に取り組んで見ることをおすすめします。